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2019年03月31日

2018ミライの農業をつくる3DAYSインターン 【受講生 追跡取材】

2018ミライの農業をつくる3DAYSインターン


2018年夏〜冬にかけて開催された「3DAYSインターン」。受講生の方はどのような想いで受講をしていたのでしょうか?今回は、「VOICE」2018秋号でも取材をした学生さんを追跡取材しました!


2018ミライの農業をつくる3DAYSインターン 【受講生 追跡取材】

「もっと考えて農業をしなくては、と思い直すようになりました」。
そう話すのは「2018ミライの農業をつくる3DAYSインターン」夏・冬に参加した佐藤利城さん(20)。この3月に山形県農林大学校を卒業し、家業へ就農した佐藤さんに、就農のきっかけや今後の目標などを伺いました!

―就農を目指したのはいつ頃ですか?
 中学生の頃ですね。当時はパティシエになりたかったのですが、祖父母に「農家の長男でしょ!」と怒られ家業を継ぐことになりました。反抗期だったことと、自分の目指す道が中学生にして閉ざされてしまったことから、最初は就農するのが本当に嫌でしたね。
 その考えが変わったのは大学校へ進学してからです。同期はみんな農業に熱い想いがあり、とても感化されました。また、学校の視察研修で行った農業法人さんが加工品の製造もされていて、「農業をしながらパティシエの様なこともできるなら面白そう!」と思うようになりました。加えて、叔父に言われた「人と同じことをしていても意味がない」という言葉にも感動して、「新品種に取組みたい!農業でトップになりたい!」と思うようになり、ハウスでトマトと「ぷちピー」という新品種のピーマンを生産することに決めました。
 ただ、この地域は稲作地域で園芸をしている方がほぼいなくて、しかも親とも祖父とも異なる農業経営をしていくので、農地や道具はありますが、それ以外はゼロから始めなくてはいけないため、就農にはすごく不安がありました。そんな時、友人から誘われて「3DAYSインターン」に参加しました。

―どのような学びを得ましたか?
 僕は夏(開催地:千葉県)と冬(開催地:東京都)の2回参加しました。
 夏は、ハウス(水耕栽培)でサンチュ等の野菜を生産されている浪川さん(有限会社GFK 代表取締役)を訪問し、実際の現場を見たり、農業経営や栽培についてみっちり教えていただきました。浪川さんがされている農業経営は僕が目指す規模の農業経営に近いこともあり、具体的な目標ができました。本当にすごく勉強になりました。

 
(左)GFK浪川社長から施設の説明を聞く
(右)グループワークで学んだことを共有

 冬は、様々な講師の方から多種多様なお話をお聞きしましたが、特に針生さん(株式会社舞台ファーム 代表取締役)に自分の目指す農業経営についてプレゼンした時に「夢だけでは駄目だ」と言われたことが胸に刺さりました。これまでそういう話をすると「頑張ってね」「応援してるよ」とエールをいただくことはあって、それはとても嬉しいことですが、ダメ出しをしてくれる人があまりいなかったので、「もっと考えて農業をしなくては」と思い直すようになりました。自分を見つめ直すきっかけになり、参加して本当に良かったです。


△針生社長の前でプレゼンする佐藤さん

―実践者の方のお話は沁みますよね。最後に今後の目標を教えてください!
 若い人の目標になる農業者になりたいですね!そのためには儲けることが重要だと思うので、生産技術を身につけて販路開拓をして、どんどん売上を伸ばしていきたいと思います。
 農業は自然と関わりながら自分で考えて仕事ができる魅力的な産業です。今後は小学生を対象にした農育・食育にも取組み、魅力を伝えたいですね!


主催者

(株)マイファーム 育てる事業部
https://agri-innovation.jp/3daysintern/



※記載情報は取材当時のものです。
※無断転用・転載・改変を禁止します。引用の際は、当社までご連絡ください。

2018年12月28日

2018ミライの農業をつくる3DAYSインターン【秋・冬】



秋と冬に開催された「3DAYSインターン」は、テーマはもちろん毎回特徴的な農業経営のお話を伺うことができ様々な学びを得ることができました。受講生の感想とともにお伝えします!
2018ミライの農業をつくる3DAYSインターン【秋・冬 開催レポート】

 12月、全ての「3DAYSインターン」が終了しました。このインターンは3日間の合宿型インターンで、特色ある農業をされている経営者による講義や、講義内容を元にしたグループディスカッション等を通し、受講生各々が考える農業経営像を具体化し将来に活かすことが大きな目標です。

 秋は北海道と宮城県にて開催しました(※宮崎県は台風のため中止)。北海道でのテーマは「大規模営農の世界」、宮城県でのテーマは「先端技術の活用」。特に宮城県では1粒1,000円で売れる「ミガキイチゴ」の秘密を知りたい学生が多く集まり、専門的な質問も多く飛び交いました。最終日には受講生全員がこれから目指す農業経営像について発表しました。

 冬は「新たな時代の先駆者となれ!農業経営者への道」をテーマに開催。中国と韓国からも講師をお招きし、国による農業の違いを学びました。そのほか特徴的だったことは、講師に向けて将来の農業経営像をプレゼンしアドバイスを受ける「公開メンタリング」の実施。講師も本気だからこそ厳しい意見が出ましたが、その声を受入れ改善することで成長できることでしょう。
 下記には秋・冬での学びのポイントを一部ご紹介します。これらの学びを将来に活かしてほしいと思います!


△左から、秋・北海道、秋・宮城県、冬・東京の会場にて。

学びのポイント

北海道での学びのポイント

・耕作面積560haを超える農業法人では、経営者の方が地域社会全体に目を向けている姿勢に感銘を受けた。
・自身で築いてきた大規模畜産を次の世代に継承するために考え行動する経営者の背中がとても大きく見えた。
 

宮城県での学びのポイント

・東日本大震災で津波被害を受けた農業者が、地域のために新たな農業の形を模索し経営者として奮闘する姿に心が打たれた。
・1日目のトマトハウス、2日目のイチゴハウスともに掃除が行き届きとてもきれいで驚いた。学び取る点は経営力のみならず足元にもある。
 

東京都での学びのポイント

・受講生自身の経営プランを発表し、経営者からアドバイスを受けるセッションでは、時に厳し言葉もあったが、「夢で終わらせずに、自分がやりたいと思うことには誰にも負けないよう、とことん考えぬいてほしい」というアドバイスが心に刺さった。
 

受講生の声


● 中川 慎吾くん [非農家]
関西大学
【秋・3DAYS@宮城に参加】
正直、1〜2日目は具体性がありすぎて全然分からなくて、悔しくて…でも最終日のプレゼンでみんなの農業経営者像や想いを聞いて、感激して、刺激になって、「自分もやってやるぞ!」って思いました。大学は農業と全く異なる学科にいますが、自主的に農業を学び、みんなに追いついて、追い抜こうと思います!



● 井澤 彩乃さん [農家]
栃木県農業大学校
【冬・3DAYS@東京に参加】
「公開メンタリング」で将来の農業プランを発表した際、講師の方から厳しい言葉も多く頂きましたが、課題点や具体的なアドバイスも頂けたり、他の受講生から「発表良かったよ」という励ましや自分では思いつかないアイディアも沢山頂けてとても良かったです。将来就農した際に、この経験を活かしたいと思います。



● 村山 和磨くん [農家]
なら食と農の魅力創造国際大学
【冬・3DAYS@東京に参加】
今回は、秋・宮城県で学んだ先端技術を経営の中に取り込む方法を学びたいと思い参加ましたが、講義を通し、地元・奈良県の農業にとても危機感を感じました。自家の経営だけでなく、いかに地域に貢献した農業経営をするかも考えなければならないと痛感しました。農業で奈良県を救えるよう頑張ります!

主催者

(株)マイファーム 育てる事業部
 https://agri-innovation.jp/3daysintern/



※記載情報は取材当時のものです。
※無断転用・転載・改変を禁止します。引用の際は、当社までご連絡ください。

2018年08月10日

2018ミライの農業をつくる3DAYSインターン【夏】


2018年の夏、3DAYSインターンを開催しました!会場は、大阪(7/31〜8/2)と千葉(8/3〜5)の2会場。どのような学びがあったのか、研修生の感想とともにお伝えします!

2018ミライの農業をつくる3DAYSインターン【夏・開催レポート】

「将来、農業経営者になる」ことを目指す全国の学生たちが大阪と千葉に集まりました!

各会場で3日間行われた研修の大きな流れは、
@3軒の農業経営者の元を訪問し視察やヒアリングし、
Aそのなかで「もっと学びを深めたい!」と感じた農業経営者のもとで更なるヒアリングを重ね、
Bグループに分かれ「SWOT分析」等を活用しながら経営分析や課題解決案などを提案し、
C最後にグループワークを通して得た学びをもとに個人の将来像を発表する(任意)、というもの。



様々な経営者と接したりワークをすることで農業や経営への考え方を深めながら自分と向き合う機会になりました。何より県を超えた仲間が出来たことが大きな収穫となったようです。この経験を今後に活かしてほしいと思います!

受講生の声【大阪3DAYSに参加】


● 宇都宮 夢 [農家]
大分県立農業大学校
農業をする中でコミュニケーション能力は大切だと思います。それを身につけたいと思っていたところ、「この研修にはいろいろな人が来る」と聞いたので参加しました。研修を通し、多くの他県の人と話をしたりSNSで繋がることもできました。こうした繋がりは今後農業をする中で有利になるんじゃないかなと思います。




● 土岩 万里 [非農家]
奈良県立なら食と農の魅力創造国際大学校
いろんな都道府県のいろんな人の意見を少しでも取り入れたいと思い、参加しました。研修では、隣同士の奈良と大阪でも農法が違うことを知りましたが、九州の人はそれ以上に全然違いました。色んな意見を聞き過ぎて、どう活かしていこうか迷っているくらいです。とても楽しく、参加して本当に良かったです!



● 堀 いぶき [非農家]
とやま農業未来カレッジ
研修に参加して、経営の仕方や栽培方法を学ぶことができました。栽培面に関しては、富山と大阪では気候等が違いますが、応用できる部分もあると思うので、そこを活かしていきたいと思います。また、農業について学べただけでなく、県外の人ともコミュニケーションが取れて、すごく良かったです!

受講生の声【千葉3DAYSに参加】


● 佐藤 利城 [農家]
山形県立農林大学校
このインターンには、1つは知人の誘い、もう1つは、将来は親と違う作物でトップ農家になりたいと思っていますが、就農への不安もあったので何か見つけられればと思い参加しました。研修を通し、講師の農家さんの「未来を見つつ現在の改善策を立てる」点や雇用に対する考え方など、大変参考になりました!

リンク

 (株)マイファーム 育てる事業部
⇒ https://agri-innovation.jp/3daysintern/



※記載情報は取材当時のものです。
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